食欲の秋とは?なぜ食欲が’増す?旬の食べ物と美味しさ

食欲の秋は英語で「Autumn appetite」。
日本だけでなく海外でも使われる有名な言葉です。

なぜ「食欲の秋」「読書の秋」「芸術の秋」「スポーツの秋」など、
〇〇の秋という言い回しがされるのか?

そしてなぜ「秋」なのか?
これらの言葉には、きちんと由来があります。

 

秋の紅葉

 

<なぜ秋なのか?>

 

①読書の秋、芸術の秋

唐の時代の詩人が由来とされている言葉です。

 

過ごしやすい気候と、「秋の夜長」にも通じる夜が、
長く感じる季節でもあることから、その時間が
読書に適しているといわれています。

 

 

②食欲の秋

秋はたくさんの食べ物を収穫することができる季節です。

 

栗や柿はもちろん、日本人の主食でもあるお米も、
収穫するのは秋。

 

昔の日本では食べ物が今ほど豊富ではありませんでした。
この時期にいっせいに実を結ぶ食物たちを見て、
食欲の秋と名づけられたのです。

 

 

③スポーツの秋

十月には体育の日がありますね。
今は六月頃に行う学校も多いですが、昔はこの時期に各校で
運動会やスポーツ大会が開かれていました。

 

それにちなんでスポーツの秋と呼ばれるようになりました。

 

 

〇〇の秋と「秋」が付くのは、総じて一年の中で最も過ごしやすい
時期が秋だというのが関係しているようです。

 

 

<なぜ秋に食欲が増すの?>

暑い夏に食欲は落ち、暑さによるけだるさや疲れが溜まっている
ところへ、過ごしやすく涼しい季節の到来で、夏バテのころに
衰えていた食欲が増すというものです。

 

そして収穫されるのは、おいしいものばかり。

 

暑いというストレスの解消、気温の低下、それによる代謝のアップ
などのいろいろな要因から、秋に食欲が増すのです。

 

 

<秋が旬の食べ物>

サンマの塩焼き

 

・サンマ

秋の味覚といえばこの魚!
塩焼きが王道ですね。

 

秋刀魚(サンマ)は名前に秋が入りますし、この時期が旬の
サンマは脂がほどよくのっていて、とても美味しいもの。

 

七輪で焼けるサンマの絵は、まさに秋の風物詩です。

 

 

・松茸

秋の味覚の王様と呼ばれるものの、お値段を考えると
そうそう手の出せない高級食材。

 

最近では輸入品が出回ることで、少しは家庭的なお値段になってきました。

 

現在では香りの強すぎる中国産よりも、カナダ産のほうが人気です。

 

そのまま焼いても、炊き込みにしても、お吸い物にしても、
その香りの良さは格別。

 

きのこ類は秋が旬なので、パスタや炊き込みご飯、天ぷらや
野菜炒めなど、いろいろなお料理に入れて楽しみたいですね。

 

・ナス

実がふっくらしていてヘタが少し硬いくらいが食べ頃。

 

旬のナスだと、カレーや煮物や麻婆茄子といった味の濃い
お料理よりも、新鮮さが味わえるお新香や田楽、
そのまま焼いてかつお節と醤油で、なんかが美味しいですね。

とはいえ、茄子の天ぷらは最高ですけどね。

 

ナスは水分が多い野菜なので、買うときはハリ、弾力、
重量感がある新鮮なものを選びましょう。

 

 

・りんご

蜜がつまっていて美味しいのがこの時期。
蜜リンゴは割った時にテンションの上がるものです。

 

真っ赤で実の詰まったものがオススメです。

 

フレッシュリンゴの食感は格別ですが、焼きリンゴや
アップルパイが食べたくなるのもこの季節なんですよね。

 

・栗

紅葉と栗拾いは日本の秋の風情ある代名詞。

栗はそのまま茹でても、焼いても、炊き込みご飯にしても
デザートで利用しても、特別美味しい食材です。

旬に楽しみたい食材です。

 

 

一年のうちでもっとも過ごしやすいといわれている「秋」。
勉強、読書、スポーツと、集中して行えそうですね。

 

食欲の秋だけは、満喫し過ぎないように気をつけないといけませんが。

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